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ミリタリーブランド AVIREX(アビレックス)

掲載日:2014/09/04

ミリタリーブランド AVIREX(アビレックス)

今や伝説的な存在のフライトジャケット「A-2」をアメリカ空軍に納めた実績を持つAVIREX(アビレックス)は、ミリタリーファッションのタウンユースを広めたパイオニア的存在ともいえるブランドです。今回はAVIREXの歴史や特徴をご紹介します。

航空戦草創期からフライトジャケットを供給

AVIREXの前身となるエアロ・レザー社が生まれたのは、第2次世界大戦が近づく1937年、飛行機が兵器として本格的に戦闘に使用され始めた時期です。上空の寒さのなかで戦うパイロットのために、革製のフライトジャケットを開発しました。
AVIREXの創業は1975年。AVIREXというブランド名は「空の王様」を意味する造語です。草創期からフライトジャケット製造に関わってきた経験と確かな技術、そして機能的かつ高いデザイン性が評価され、「A-2」や「G-1」といったフライトジャケットをアメリカ軍へ納入を続けてきました。
なかでも「A-2」は、アメリカ空軍誕生40周年(1987年)と50周年(1997年)の記念制服として採用され、世界的に脚光を浴びました。

代表的なフライトジャケット

AVIREXの代表的なフライトジャケットは、「A-2」、「G-1」、「B-3」、「MA-1」などが挙げられます。「A-2」は第2次世界大戦以前に使用された長い歴史を持つ定番ジャケットです。「G-1」は、海軍航空隊で使用されたフライトジャケットとして根強い人気があります。「B-3」はヘビーゾーンでの使用を目的として開発され、MA-1フライトジャケットの中でも特に、世界的に大流行したことで有名です。

タウンユースにも注力

AVIREXは、「フライトジャケットの魅力をたくさんの人に知ってほしい」という思いから、タウンユースとして積極的にミリタリーウェアを広めていきました。
1986年公開の「トップ・ガン」や1990年公開の「メンフィス・ベル」など、飛行機に青春をかける若者の姿を描いた映画にAVIREXのフライトジャケットが登場したことも、フライトジャケットを一般に浸透させるきっかけになりました。
日本でも80年代半ばにフライトジャケットの一大ブームが巻き起こりましたが、AVIREXはその火付け役として認知されています。現在では、当時を知る世代から若い世代まで幅広い年齢の愛好家に支持されています。
本格的なフライトジャケットだけでなく、タウンユースに適したミリタリーのエッセンスを盛り込んだカジュアルなラインも発売されています。レディース、キッズサイズも豊富で、老若男女問わず着ることができるのも長年愛され続けている理由の1つでしょう。

今も昔も最も人気があるモデルは「MA-1」。現在では多くのブランドが「MA-1」テイストのアウターを販売していますが、本格派の1枚を選びたいという人はAVIREXの「MA-1」をチョイスしてみてはいかがでしょうか。