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ミリタリーの定番 カーゴパンツ

掲載日:2014/06/24

ミリタリーの定番 カーゴパンツ

ミリタリーの定番ボトムスとして安定した人気を誇るカーゴパンツ。現在では、様々なシーンで活用できるファッションアイテムとして広く一般的に履かれていますが、その起源や歴史は意外と知られていないもの。今回はカーゴパンツについてご紹介します。

もともとは労働者が履くワークウェアだった

カーゴパンツの起源は、名もなき労働者たちの仕事着。貨物船や港で働く作業者たちのワークウェアとして用いられたことが、その歴史の始まりだと言われています。

太平洋戦争の頃(1940年代)から軍用のパンツとして転用され、ミリタリー色を強めていきました。

現在のカーゴパンツのベースになったと言われているのは、1942年にアメリカ軍で採用された「M-42パラトルーパーパンツ」。その後、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなどでも採用され、各国それぞれのパンツに根強いファンがいるほどです。

ファッションアイテムとしても人気

カーゴパンツの最大の特徴は、太腿の側面についている大きなポケットです。全部で6つのポケットがあることから、「6ポケットパンツ」と呼ばれることもあります。

現在では、「タフで長持ちする」という本来の目的から離れ、デザイン性だけをモチーフにしたカーゴパンツも登場しています。ミリタリーファッションという枠にとらわれず、細身のモデルや様々な素材のモデルをよく街で見かけるようになりました。

スキニーなどレディース向けも人気で、定番のファッションアイテムのひとつという位置づけになっています。

人気の定番はコレ!

年代によって微妙に特徴が違うミリタリーカーゴパンツ。中でも「M-51」(アメリカ)と「M-65」(アメリカ)が人気の定番モデルです。

M-51は、カーゴパンツが6ポケットになった最初のモデルで、両太腿のポケットにフラップが付いたことも併せ、現在のカーゴパンツの原型とも言われています。膝を曲げやすいように膝の部分にタックが入るなど、機能性を画期的に向上させたモデルです。

それをさらに発展させたのが「M-65」。「M-51」よりもややタイトなシルエット(ポケットのサイズもやや小さい)なので、欧米人と比べて小柄な日本人の体形にもよく合います。

また、それまでの綿100%からナイロンやレーヨンなどの化学繊維を混紡するようになったため、防寒性も格段にアップしました。サスペンダーボタンが廃止されたのもこのモデルからです。

今回取り上げた人気の定番モデル以外にも、それぞれ特徴のあるモデルが多数あります。タフなミリタリーカーゴパンツは長く愛用できますので、ぜひお気に入りの1本を見つけて下さい。

ミリタリーの定番 カーゴパンツ