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催涙スプレーのメリットと効果的な使用方法

掲載日:2014/10/10

催涙スプレーのメリットと効果的な使用方法

テレビのニュースで毎日のように報道される強盗事件は、一人暮らしの女性や老人が狙われるケースが多く、それはとても身近で起こっていることのように感じられます。 また男性の一人暮らしであっても、寝込みを襲われた時のことを想像すれば、心から安心して生活することはできないでしょう。

ここでは、護身用品の中から「催涙スプレー」を紹介します。

初心者にも扱いやすい護身用品「催涙スプレー」

護身用品として、パッと思い浮かぶものが「催涙スプレー」ではないでしょうか? 催涙スプレーは、防犯スプレー、撃退スプレーとも呼ばれている護身用品で、ボタンを押してスプレーを噴射するだけという使用方法は簡単ですので、初心者にも扱いやすいものとなっています。

催涙スプレーの多くは、手のひらに収まる小さなものですので、携帯するのに適しています。また、主に女性が使用することから、見た目が口紅と変わらないタイプのものもあり、その点でも携帯しやすくなっています。そんなコンパクトな催涙スプレーですが、暴漢を撃退するのにもっとも優れた護身用品と言われています。

暴漢を撃退する催涙スプレーの効果

催涙スプレーは、相手の顔面を目がけて噴射するように使用します。刺激成分を含んだ催涙液が目に入ると、目を針で刺されたような激痛が走り、目が開けられなくなります。その効果が続くのは、2〜3時間と言われていますので、その隙に安全を確保できる場所へ逃げることができます。例え目に入らなかったとしても、皮膚に付着しただけで激痛が襲いますので、それだけでも効果があります。また、口や鼻から吸い込んだ場合には、ノドに激しい痛みが伴い、咳が止まらなくなります。

噴射タイプは様々なものがありますが、約3メートルの距離なら確実に届くスプレーが多いです。液状の液体を広く噴射するタイプは、遠くに飛ばすだけでなく水滴を拡散させますので、命中率も高くなっていますのでおススメです。

また、山深い土地へ訪れる際には、クマやイノシシ、野犬などにも効果的があります。度々ニュースにもなりますが、野生動物に本気で襲われれば、人間はなすすべがありません。催涙スプレーは野生の動物を確実に撃退できる唯一のグッズと言われています。

催涙スプレーの安全性と注意点

ただし、クマ撃退用の催涙スプレーの中には、非常に濃い成分で作られているものがあり、失明や外傷の危険性があります。その点、人間用の護身用品としての催涙スプレーは、人間にとっても、動物にとっても安全であるということが証明されています。催涙液が目に入ったとしても、時間とともに自然に治癒しますので、重度な後遺症や外傷になることは少ないので安心して使用することができます。

他に使用する上で気を付けなければならないことは、噴射する方向です。いざというときに、もたついていては効果を発揮できません。普段から噴射口を確認しておいたほうがいいでしょう。そして持ち方は、いわゆる殺虫スプレーなどとは異なり、コップを握るように親指以外の4本の指でしっかり持ち、ボタンは親指で押すのが正しい使い方です。噴射時にはその反動がありますので注意しましょう。

催眠スプレーにはデメリットもあります。「スタンガン」を使用する場合は、火花を発生させることで威嚇の効果がありますが、催涙スプレーにはその効果は期待できないということ。特に手のひらに収まるサイズであれば、暴漢がひるむことはないでしょう。

他にも、突然後ろから掴まれるなど近距離で襲われた場合には使用することが困難というデメリットも。このような点を理解した上で使用することをおすすめします。

日本では、自衛のために武器を所持することは原則として認められておりません。しかしこれらの護身用品を購入、所持することは合法です。

ただし、正当な理由なく外で持ち歩くことは、軽犯罪法に違反しますので、護身用品の使用には注意しましょう。