スタンガンのメリットと効果的な使用方法

世界の中から見れば、日本はもっとも安全な国の代表的存在であることに間違いはありませんが、年々悪質な犯罪が増えていることも事実です。

自宅に強盗が忍び込んだとき、または暗い夜道で突然ストーカーに遭遇したとき、備えがなくては犯罪から身を守ることは非常に難しいでしょう。それが力の弱い女性であればなおさらのことです。

それでは、どうすれば家族や自分の身を守ることができるでしょうか。ここでは、防犯用品のひとつである「スタンガン」を紹介します。

護身用品のスタンダード「スタンガン」

スタンガンとは、スイッチひとつで高圧電流を発生させることができる携帯用の護身機器です。護身用品の中でももっともスタンダードなものとして、世界中で認知され、広く利用されています。

その形状は、片手で持って使用できる長方形の標準的なタイプや、手のひらに収まるコンパクトなタイプ、警棒のような長さのあるタイプ、ペンのように細長く小さいサイズのタイプなど、様々な種類があります。

スタンガンを利用した護身方法

護身用品としてのスタンガンの最大の効果は「威嚇」ができるということです。向かってくる暴漢と距離がある場合、スタンガンのスイッチを押し、空中放電を起こすことによって、相手は近寄ることができなくなります。

バチバチと激しく火花を散らすそのさまは、目の当たりにした者に恐怖心を与え、たとえ言葉の通じない外国人であっても襲ってくることはないと言われています。

また、暴漢が非常に近い距離にいる場合や襲いかかってきた場合には、暴漢の体にスタンガンを押し付け、スイッチを押し続けることで、相手の体に高圧電流を流すことができます。

スタンガンの程度によって効果は様々ですが、声をまったく出すことができなくなったり、体を硬直させ完全に動かせなくすることが可能です。

相手の動きを確実に封じることができるという効果も、他の護身用品にはないので、最大のメリットと言えるでしょう。スイッチひとつで作動させることができるので、女性でも容易に扱うことが可能です。

スタンガンの安全性と注意点

スタンガンで攻撃を受けると、体内への痛みや筋肉のこわばりが残ることがありますが、重度な後遺症やケガが残る心配は少ないと言われています。

スタンガンに使用されているバッテリーは、主にアルカリ乾電池であるため、人体への安全性を確保した範囲での電流になっています。安心して利用できることもメリットのひとつになります。

使用する上で注意が必要なことは、スタンガンを相手に奪われることのないように気を付けることです。万が一奪われてしまった場合は、護身用のスタンガンが相手の武器へ変貌してしまいます。相手をケガさせるようなことはないので、躊躇なく使用する決断が必要となります。

また、日本では、原則として自衛のために武器を所持することが認められておりませんが、防犯用品を購入、所持することは合法です。ただし、正当な理由なく外で持ち歩くことは、軽犯罪法に違反しますので、防犯用品の使用には注意が必要です。