パラシュートコードの使い方講座
パラシュートコードの使い方講座
アウトドアに不可欠なミリタリーアイテム「パラシュートコード」。
最近はその本来の使用目的に留まらず、ストラップやアクセサリーとして使用するファッションアイテムとしても注目を集めています。
ここではパラシュートコードのさまざまな使い方をご紹介しましょう。
パラシュートコードって何?
パラシュートコードとは、その名の通りパラシュートに使用されているナイロン製のコード(紐)のことです。パラコードと呼ばれることもあります。
兵士の体重と重い装備を支えられるよう、3.5mm径のコードでも耐荷重250kgと非常に高い強度を誇ります。
軍や治安機関などで使用されているものと同等の耐久性をもっているものでも、30mで1,200円程度と手頃な値段で購入することができます。
多様な使い方ができるため、アウトドアシーンはもちろん、ファッションシーンでも活躍するパラシュートコード。ミリタリーファンだけに留まらず、幅広く愛用されています。
パラシュートコードの使い方
アウトドアシーンでパラシュートコードは、テントを張る際のテントロープとして使うことができます。
他にもシューズの底がはがれてしまった、靴ひもやベルトが切れてしまった、というときの緊急補修のツールとしても最適。
テントのそばにパラシュートコードを張って、そこに薄い生地などをかければ、即席のパーテーションにも。もちろん洗濯物干し用のロープとしても使うことができます。
パラシュートコードの内部は、細い糸が7本程入っています。これはナイロン糸をより合わせた糸で、適当な長さに切って、中の細い糸を取り出せば釣り糸にもなり、テントやバックパックなどの応急処置にも使えます。
パラシュートコードはナイロン製なので、切った後に先端をライターで軽く炙れば、簡単にほつれ止めを施すことができます。この点もアウトドアシーンで重宝されている理由の1つと言えるでしょう。
ファッション的にも注目!
モノトーンやアースカラー、ビビッドな蛍光色まで、色展開が豊富なパラシュートコード。そのカラーを活かして、ファッションアイテムとしても注目を集めています。
パラシュートコードを編み込んで作ったブレスレットや、カメラ、携帯のストラップ、キーホルダーなどのアクセサリーは特に人気があり、中には自作する人もいるほど。バックパックのファスナーに付けてファスナーを開けやすくする活用術もあります。
何が起きるかわからないアウトドアシーンだからこそ、汎用性の高いパラシュートコードはマストで持っておきたいアイテムと言えるでしょう。ただし、登山時に体を支えるザイルのような使い方は出来ませんのでご注意を!