バックパックのサイズはどれを選べばよい?選び方講座
バックパックのサイズはどれを選べばよい?選び方講座
バッグでは定番のバックパック。両手が空くために登山や移動の多い旅行で大活躍します。いざ選ぶとなると、どのサイズを選べばいいのか迷ってしまいます。気軽なハイキングから長期旅行まで使用のシーン別に、バックパックのサイズ選びの目安をご紹介します。
どんなサイズがあるの?
10リットル程度の小さい物から、100リットル以上の巨大なサイズまで、バックパックのサイズは多種多様なので、サイズは使用目的に合わせて選ぶようにしましょう。
一般的に女性は45リットルまで、男性なら60リットルまでのサイズが使いやすくおすすめです。
バックパックは中の荷物が少ないと荷物が中で動いて背負いごこちが悪くなります。
「大は小を兼ねる」と考えて大きすぎるサイズを選ぶと、使い勝手が悪くなることもありますので、適正なサイズを選ぶことが大切です。
旅行に向くサイズは?
1泊2日の短い旅行であれば、20リットルほどのサイズで充分です。1週間程度なら30~45リットル程度。この大きさは女性の長期旅行でもよく使われるサイズで、男女ともに使い勝手のいいサイズです。
男性の長期旅行によく使われるのが50~60リットルサイズ。このサイズであれば1カ月以上の長期旅行にも使えます。荷物が重くなるようなら、しっかりしたウエストベルトが付いたものを選びましょう。腰骨の位置で固定して荷物を支えるので、肩や背中への負担が軽減されます。
荷物が重くなるほど、ウエストベルトがあるかどうかで身体への負担は大きく変わってくるので、40リットル以上はしっかりとしたウエストベルトが付いたものを選びましょう。
また、一部を取り外してウエストポーチにできるバックパックもあります。取り外せば、旅先で使えるサブバッグにもなるのでとても便利です。
登山に向くサイズは?
日帰り登山やハイキングで使う場合は、男女ともに20リットル程度のサイズで充分でしょう。荷物を少し多めに持つ場合でも、30リットルまでに留めておくと歩きにくさも無く、快適に動けます。
1泊(山小屋など施設での宿泊)の場合は、30~40リットル程度。テントで1泊するのなら45リットルは欲しいところです。登山での宿泊日数が増えると、その分持ち運ぶ食料が増えます。2泊以上の登山を想定しているならば、60リットル程度のサイズを選びましょう。このサイズであれば縦走登山にも対応できます。
また、登山用にバックパックを選ぶ場合、サイドポケットの有無も注目したいポイント。ペットボトルを入れられるサイドポケットがあれば、バックパックをいちいち下ろすことなくスムーズな水分補給ができるからです。もしサイドポケットがないものを選んだ場合は、ドリンクホルダを使うなどして、すぐに水分補給できる環境を整えましょう。
明確な用途が決まっていないならば、30リットル程度が汎用性が高く使えるシーンも多くなります。自身の使い方を考えてベストなバックパックを選びましょう。